医院/クリニックのコンセプト
開業してどんなコンセプトのクリニックにしようかな?
クリニックのコンセプトを作りたいけど、何から考えたら良いのかな?
考える順番、、、
検討項目、、、
どこから手をつけたら良いんだぁ~
と思われている方へ。
クリニックのコンセプトを設計していくうえで、
抑えておくべき重要な思考のフレームを紹介します
クリニックのコンセプトを作るための思考のフレーム!
[/word_balloon]役立つ思考のフレーム3選
コンセプトを設計するのに役立つ思考のフレームはこれら3つ!
- Why(医院の存在意義・目的)
- Who(提供する相手、誰に)
- What(何を提供するのか)
ひとつずつ事例と共に紹介/解説していきます。
フレーム①:Why(医院の存在意義・目的)
社会課題や10年先を考えて
なぜ医院を存在させるのか
その意義や目的を改めて考えてみる
事例①:某国内大手製薬会社
意義目的は、『薬を創出し続ける』こと
そしてそれを世界中に届ける努力をすること
背景にある社会課題は、『世界のどこかに、今はまだ無い薬を待っている人がいる』こと
目指すところは、『世界中の人々の健康と輝かしい未来』
フレーム②:Who(提供する相手、誰に)
提供する治療やサービスは、【誰に対して】のものなのか
対象となるターゲットを考えてみる
「地理的」・「人口動態」・「心理的」・「行動」
「地理的」:市町村など、場所の対象
「人口動態」:年齢や性別、職業などの対象
「心理的」:ライフスタイルや趣向などの対象
「行動」:利用頻度などの対象
事例②
地理的:神戸市
人口動態:仕事をしている40-60代
心理的:働き盛りの会社員
行動:月1回定期的に来院する方
フレーム②-2
「医師になってはじめて治療した患者さん」
「医師になるきっかけとなった身近な疾患保有者」
など、最も貢献したいと思える方の2人
事例②-2
フレーム③:What(何を提供するのか)
医院で具体的に『何を提供』するのかを考えてみる
また提供する前後で
どのような変化をもたらすのか
そのための医院での付加価値を考えてみる
事例③:某コーヒーショップ
おいしいコーヒー +αとして
- サードプレイスとしての空間を提供
- 居心地の良いテーブルやソファ
- 作業に向いた高さのデスク
を提供し、『心のリフレッシュ』や『仕事の効率』という付加価値を生み出す
思考のフレームが役立つ理由
3つの思考のフレームがどうしてコンセプトを設計する上で効果的なのか
それはマーケティングの視点で
- クリニック(自院) = 製品
- 患者さん = 顧客
- 近隣のクリニックや病院(他院) = 競合
と考え
競合との差別化を明確に行い、顧客に選んでもらう
つまり、クリニックの特性を明確にして、他院でなく自院に来て欲しい患者さんい気づいてもらう
それはつまりは、クリニックのコンセプトの軸を明確に出来るからです。
そしてクリニックのコンセプトは、
自身には、クリニックの向かうべき道しるべとなり
患者さんには、クリニックの特徴や考え方が伝わるようになり
スタッフには、クリニックで働く上での共通目標
となり得るのです。